糖尿病や高血圧では、血管が障害され、さまざまな合併症が起こってきます、なかでも「動脈硬化」は
糖尿病と高血圧に共通する合併症で、進行すると「脳卒中」や「心筋梗塞」などを引き起こします。健康な人がこれらの病気を起こす割合を1とすると、
糖尿病、高血圧のどちらかがある人はその約2〜3倍、糖尿病と高血圧の両方がある人は、約6〜7倍にもなるのです。
糖尿病と高血圧の両方がある場合、血圧を下げると、血糖値を下げるのと同程度、あるいはそれ以上に、糖尿病の合併症を防ぐ効果があるとされています。
一般的には「上の血圧140mmHg以上、下の血圧90mmHg以上」の場合に高血圧とされます。ただし、糖尿病の場合には、血圧がそれほど高くなくても治療の対象になります。通常より低めの「上の血圧130mmHg未満、下の血圧80mmHg未満」を目標値として、治療を行います。
なお「糖尿病性腎症」があり、たんぱく尿が約1g/日以上のときは、さらに低い「上の血圧125mmHg未満、下の血圧75mmHg未満」を目標値とします。
高血圧も糖尿病と同様に、まずは生活習慣を改善することでよくなっていきます。次に述べる点に注意して生活し、改善がみられない場合は薬物治療を行います。
■減塩する・・・塩分は1日10g以下、できれば7g以下に抑えるのが理想的です。
■肥満のある人は減量する・・・肥満のある人が適正体重まで減量すると、それだけで血圧が下がることがわかっています。
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禁煙する・・・たばこは血管を収縮させて血圧を上げるうえ、動脈硬化を促進する要因でもあります。ぜひ禁煙しましょう。
■運動を行う・・・食後1〜2時間以内に、汗ばむ程度の簡単な運動をしましょう。早朝の血圧が高い場合は朝の運動を避けるか、歩行などの軽い運動をするようにします。
■ストレスを解消する・・・ストレスは、血圧や血糖値を上げるホルモンを分泌します。
たとえ薬で血圧や血糖値が下がっても、生活習慣が元に戻ると、再び数値が上がることが多くあります。生活習慣の改善が治療のかぎを握っていることを認識し、しっかりと自己管理していくことが大切です。
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